洗面所の横の壁紙がカビで汚れている、そんな体験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
洗面所の横の壁紙は水が付着しやすく、カビてしまいやすい部分です。
そのようなカビをなんとかしたい場合におすすめなのが、キッチンパネルでの施工です。
キッチンパネルは水跳ねをガードでき、カビてしまう事態を回避できるので、洗面所にもオススメなのです。
この記事では、DIYで洗面所にキッチンパネルを貼るメリットやその貼り方について詳しく紹介します。
洗面所にキッチンパネルを貼るメリット
まずは、洗面所にキッチンパネルを貼るメリットについて解説しましょう。
これはもうキッチンパネルにするしかない!と思えるはずですよ。
水ハネに強い
先にも書きましたが、キッチンパネルを貼るメリットはなんといっても水ハネに強いことです。
水がかかっても簡単に拭き取れますし、たとえ熱湯がかかっても問題ありません。
(洗面所で熱湯を使うことはあまりないと思いますが)
汚れにくい
キッチンパネルは撥水性があるため汚れが残りにくく、残ってしまった汚れも雑巾などで簡単に拭き取れます。
楽に汚れが落とせるため、掃除の手間も大幅に小さくなりますよ。
清潔な状態を維持できる
キッチンパネルは抗菌性があり、汚れにくい素材です。
汚れにくいだけでなく、カビなどの発生する確率は壁紙と比べると大幅に下がります。
耐久性があり、割れにくい
キッチンパネルは耐久性が高く、少々硬いものをぶつけても割れにくくなっています。
傷つきにくいということは、きれいな状態が長続きするということです。
DIYで洗面所の壁にキッチンパネルを貼る手順
キッチンパネルは、DIYでも施工することができます。
DIYで洗面所の壁にキッチンパネルを貼る手順についてここではご説明します。
準備するもの
洗面所にキッチンパネルを貼るときに準備するものは以下のものがあります。
・キッチンパネル
・カッター(できるならスクレイパー)
・モール材
・両面テープ(キッチンパネル用)
・ボンド(キッチンパネル用)
・シーリング材
・シーリング用のガン
・マスキングテープ
・アクリルカッター(電動丸ノコでも可)
・養生用ダンボール(できれば)
養生用ダンボールはなくても作業できますが、あった方が壁にぶつけるなどした場合でも傷をつけずに作業できます。
これらを用意すれば、DIY初心者でも十分に施工できるでしょう。
作業の手順
では洗面所にキッチンパネルを貼る作業の具体的な手順について紹介します。
既存の壁紙の撤去
最初に既存の壁紙を撤去しましょう。
既存の壁紙の上から貼ること自体は可能ですが、傷んでいる場合には壁紙ごとキッチンパネルが剥がれる恐れがあります。
カッターで切断するときには定規を使ってできるだけまっすぐ切りましょう。
大きく切りすぎると、めくった部分がそのまま露出してしまうため、少し不安な方はキッチンパネル貼る予定の位置より、少しだけ内側に切ると失敗しにくいです。
剥がすときはスクレイパーがある場合には、それを使うと簡単かつきれいに剥がしやすいですよ。
またこのときに洗面台の上の部分を取り外しましょう。
下と上にそれぞれビス留めで止まっているため、それを取り外します。上側のビスは照明カバーの裏にあることが多いです。
カバーは古くなっていると壊れやすいので、慎重に取り外しましょう。
養生と採寸
次に養生とキッチンパネルを切るための採寸を行いましょう。
採寸をするときにはキッチンパネルの幅だけではなく、そこからモール材分厚みを見ておくことも忘れないでください。
キッチンパネルの切断
キッチンパネルの採寸が終われば、キッチンパネルの切断をしましょう。
キッチンパネルを切断する際にはアクリルカッターを使います。
切るときには定規をしっかりと当て、まっすぐに切るよう意識してください。
キッチンパネルは厚みがあるため、一度では切れない場合には何回か繰り返して切っていきましょう。
また切断した面はヤスリを当てておくときれいになります。
まっすぐ切断できなかった場合は、切った面を洗面所側にしておくと、仕上がりの荒さが目立ちにくくなりますよ。
キッチンパネルの貼り付け
切ったキッチンパネルを貼り付けるのは、両面テープとボンドで行います。
両面テープをキッチンパネルの外周と内側に2〜3本しっかりと貼り付け、テープの間にボンドを塗っていきます。
このとき、キッチンパネルの際などに塗らない限り、ボンドがはみ出ることはないため、少し厚めに塗布します。
接着剤や両面テープ面が、触れないように慎重に運びながら壁面に貼り付けましょう。
一度貼り付けると動かすのは難しいため、最初にしっかりと貼ることを意識してください。
モール材で見切りを入れる
キッチンパネルを貼り終わったら、見切りを入れていきましょう。見切りを入れると、キッチンパネルの際の部分がきれいになり仕上がりがよくなります。
隙間にコーキング
キッチンパネルと洗面の隙間の部分は、コーキングを充填し埋めておきましょう。
コーキングを充填しておくことで、隙間がなくなり、水の侵入を防いでくれます。
まずはマスキングテープをコーキングを打つ面から2〜3mm離して貼り付けます。
角の部分はマスキングを折って角を作ってから貼るときれいに仕上がります。
このマスキングの仕上がりがシーリングの仕上がりのほとんどを決めてしまうため、できるだけきれいにまっすぐに貼ることを意識してください。
貼り終わったら、シーリングを充填していきます。
あまり打ちすぎるとはみ出ることがあるため、注意してください。
充填したら硬化する前にヘラ、または指で余分なシーリングを取り除いてください。
養生撤去
シーリングまで施工し終わったら、マスキングや養生を取り除き撤去します。
シーリングの施工に使ったマスキングは、硬化する前に取り除かないと、全てめくれてしまいやり直しになる可能性もあるため、素早く剥がしましょう。
このとき、テープに残ったシーリングが他の材料に付着しないよう注意しながら剥がしてください。
DIYで洗面所にキッチンパネルを貼るときの注意点
DIYでキッチンパネルを貼るときには注意するべき点があります。
この点を守らなければ、壁に傷をつけてしまったり、怪我してしまったりする可能性も。
これらの要点を必ず守るようにしてくださいね。
キッチンパネルを壁などにぶつけないように注意する
キッチンパネルを施工するときにはキッチンパネルを壁などにぶつけないようにしてください。
キッチンパネルはそこそこ大きいサイズの場合、取り回しに注意しないと角をぶつけてしまうことがあります。
キッチンパネルの角をぶつけると欠けてしまうか壁を傷つけてしまう可能性があります。
また、ボンドと接着剤を塗布した後は、それらが付着しないよう慎重に持ち運んでください。
切断の際はけがに気をつける
キッチンパネルを切断するときにはけがをしないように注意してください。
キッチンパネルは厚みがあるため、カットするときしっかりと力を入れる必要があります。
そのため、周りの状況やカットの弾みで身体を傷つけないように、状況をよく確認しながら作業してください。
また切断面を素手で触れるとけがしてしまう可能性もあるため、できるなら滑り止めがついた軍手で作業するとよいでしょう。
DIYで洗面所にキッチンパネルをDIYする相場
DIYで洗面所にキッチンパネルを施工する相場は大まかに以下の費用がかかります。
・キッチンパネル:5,000〜10,000円
・カッター(できるならスクレイパー):1,000円〜2,000円
・モール材:500〜1,000円
・両面テープ(キッチンパネル用):1,000円
・ボンド(キッチンパネル用):1,000円
・シーリング材:1,000円
・シーリング用のガン:1,000〜2,000円
・マスキングテープ:500円
・アクリルカッター(電動丸ノコでも可):1,000〜2,000円
・養生用ダンボール(できれば):〜2,000円
大まかに15,000円〜20,000円くらいかかるのが相場です。
まとめ
この記事では洗面所にキッチンパネルを施工するメリットや作業手順、注意点について解説しました。
キッチンパネルは防水性が高く、きちんと施工すれば、洗面所まわりをきれいかつ清潔な状態にできますよ。
この記事を参考にぜひ洗面所のキッチンパネル貼りに挑戦してみてください。