そんな場合におすすめなのが、ウッドパネル施工です。
ウッドパネルは引っかき傷や汚れに強いため、そのような子どもやペットがいる家におすすめですよ。
この記事ではリビングにウッドパネルを施工するメリットや手順、注意点について詳しく解説します。
リビングにウッドパネルを貼るメリット
リビングにウッドパネルを貼る場合、メリットがいくつかあります。
ここをご覧いただければ、家のリビングに早速ウッドパネルを貼ってみたくなりますよ。
汚れにくい
リビングにウッドパネルを貼るメリットは汚れにくいことです。
壁紙よりも平面的な仕上がりになり、水がついても掃除などがしやすくなります。
簡単な汚れであれば、雑巾でささっと一拭きで汚れが落とせるため、子どもがいる方の場合には特におすすめですよ。
耐久性があり、割れにくい
リビングにウッドパネルを貼るメリットは耐久性があり、割れにくいことです。
壁紙よりも耐久性があり、ペットの引っかきなどにも強いため、ペットを飼っている方などにおすすめできます。
ただし、固いものをぶつけると欠けや割れなどは起きるため、過信は禁物です。
腰壁であれば、難易度は下がる
ウッドパネルは壁1面貼ろうとすると、採寸を正確にする必要があり、難易度が高くなります。
また、大きい板を扱うため、持ち運びに慣れていないと、壁や床、天井などを傷つけてしまいがちです。
しかし、腰壁であれば、採寸の難易度が多少下がり、ウッドパネル1枚あたりの大きさも小さくなるため、扱いやすく、施工難易度は大きく下がります。
DIYでリビングの壁にパネルを貼る手順
ここではDIYでリビングの壁にウッドパネルを貼る詳しい手順について解説します。
準備するもの
リビングにパネルを貼るときに準備するべきものとしては以下のものがあります。
・ウッドパネル
・カッター(できるならスクレイパー)
・モール材
・両面テープ(パネル用)
・ボンド(パネル用)
・マスキングテープ
・電動丸ノコかノコギリ(電動丸ノコの方がきれいに仕上げやすい)
・養生用ダンボール(できれば)
養生用ダンボールはなくても作業できますが、あった方が壁にぶつけるなどした場合でも傷をつけずに作業できます。
特に壁一面にパネルを貼る場合には準備しておく方がベターです。
これらを用意すれば、DIY初心者でも十分に施工できるでしょう。
作業の手順
ではリビングにウッドパネルを貼る手順を確認していきましょう。
壁の近くに家具などが置いてあると、作業の邪魔になってしまうため、あらかじめ動かしておきます。
既存の壁紙の撤去
最初に既存の壁紙を撤去しましょう。
既存の壁紙の上から貼ること自体は可能ですが、傷んでいる場合には壁紙ごとウッドパネルが剥がれる恐れがあります。
カッターで切断するときには定規を使ってできるだけまっすぐ切りましょう。
大きく切りすぎると、めくった部分がそのまま露出してしまうため、少し不安な方はウッドパネル貼る予定の位置より、少しだけ内側に切ると失敗しにくいです。
剥がすときはスクレイパーがある場合には、それを使うと簡単かつきれいに剥がしやすいですよ。
養生と採寸
次に養生とウッドパネルを切るための採寸を行いましょう。
特に壁周りや搬入経路にある建具などはウッドパネルをぶつけやすいため、しっかりと養生します。
採寸をするときにはウッドパネルの幅だけではなく、そこからモール材分厚みを見ておくことも忘れないでください。
パネルの切断
ウッドパネルの採寸が終われば、ウッドパネルの切断をしましょう。
ウッドパネルを切断する際にはノコギリを使います。
手作業でもカットはできますが、まっすぐカットするのが難しく仕上がりが悪くなってしまうため、電動ノコギリでの作業がおすすめです。
ホームセンターによってはウッドパネルをカットしてくれるサービスがあるため、そちらを利用するのも選択肢ですよ。
まっすぐ切断できなかった場合は、切った面を洗面所側にしておくと、仕上がりの荒さが目立ちにくくなります。
パネルの貼り付け
切ったウッドパネルを貼り付けるのは、両面テープとボンドで行います。
両面テープをウッドパネルの外周と内側に2〜3本しっかりと貼り付け、テープの間にボンドを塗っていきます。
このとき、ウッドパネルのきわなどに塗らない限り、ボンドがはみ出ることはないため、少し厚めに塗布します。
接着剤や両面テープ面が、触れないように慎重に運びながら壁面に貼り付けましょう。
一度貼り付けると動かすのは難しいため、最初にしっかりと貼ることを意識してください。
モール材で見切りを入れる
ウッドパネルを貼り終わったら、見切りを入れていきましょう。見切りを入れると、ウッドパネルのきわの部分がきれいになり仕上がりがよくなります。
養生撤去
パネルを貼り終わったら、マスキングや養生を取り除き撤去します。
このとき、テープに残ったシーリングが他の材料に付着しないよう注意しながら剥がしてください。
テープなどは、トイレットペーパーの芯のような筒状のもので巻きながら回収すると、汚しにくいのでおすすめです。
DIYでリビングにウッドパネルを貼るときの注意点
DIYでリビングにウッドパネルを貼るときには注意するべき点があります。
この点を守らなければ、壁に傷をつけてしまったり、怪我してしまったりする可能性も。
安全に作業するためにも、これらの要点を必ず守るようにしてくださいね。
ウッドパネルを壁などにぶつけないように注意する
ウッドパネルを施工するときにはウッドパネルを壁などにぶつけないようにしてください。
ウッドパネルは大きいサイズの場合、取り回しに注意しないと角をぶつけてしまうことがあります。
パネルの角をぶつけると欠けてしまうか壁を傷つけてしまう可能性があります。
また、ボンドと接着剤を塗布した後は、それらが付着しないよう慎重に持ち運んでください。
切断の際はケガに気をつける
ウッドパネルを切断するときにはけがをしないように注意してください。
ウッドパネルを切断するときには、電動丸ノコを使いますが、使い方に気をつけないと、反動で身体を傷つけてしまうなど重大な事故に発展する可能性もあります。
また切断面を素手で触れるとけがしてしまう可能性もあるため、できるなら滑り止めがついた軍手で作業するとよいでしょう。
リビングのウッドパネルをDIYする相場
リビングのウッドパネルをDIYする相場は大まかに以下の費用がかかります。
・ウッドパネル:5,000〜10,000円
・カッター(できるならスクレイパー):1,000円〜2,000円
・モール材:500〜3,000円
・両面テープ:1,000円
・ボンド:1,000円
・マスキングテープ:500円
・電動丸ノコ(レンタルでもOK):〜5,000〜30,000円
・養生用ダンボール(できれば):〜2,000円
特に高いのが、電動丸ノコです。
丸ノコをレンタルするかどうかで費用が大きく変わります。
このDIYだけに利用するのであれば、割高感が否めませんが、他の様々なDIYに使える汎用性の高い道具のため、頻繁にDIYをする方なら購入も選択肢です。
広さによって、かかる費用も大きく変わるため、あくまで参考程度に考えてください。
まとめ
この記事ではリビングにウッドパネルを貼るメリットや作業手順、注意点について解説しました。
ウッドパネルは壁紙よりも傷に強く、特にペットや子どものいる家庭でおすすめです。
この記事を参考にぜひパネル貼りのDIYに挑戦してみてください。
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