「漆喰をDIYしたいけれど、練り済漆喰が高い」と考える人もいるかもしれません。
練り済漆喰はDIYで施工しやすいことがメリットですが、一度に塗れる面積が狭く、コストパフォーマンスが悪いと言えます。
そのような場合におすすめなのが、粉漆喰での施工です。
粉漆喰での施工は少し手順が難しいですが、塗れる面積が大きくなるため、コストパフォーマンスがよくなります。
この記事では粉漆喰と練り済漆喰の違いや、粉漆喰のおすすめを5つ厳選して紹介します。
粉漆喰と練り済漆喰の違い
粉漆喰と練り済漆喰は一見すると、同じようなものに見えますが、実際には価格や施工面で違いがあります。
ここでは粉漆喰と練り済漆喰の具体的な違いを解説します。
粉漆喰はコストを抑えられる
粉漆喰のメリットは、練り済漆喰と比べるとコストを抑えられることです。
練り済漆喰は、水を加えいつでも施工できる状態にしてあるため、1缶あたりに塗れる面積にどうしても限界があります。
粉漆喰の場合は現場で水を加えて練るため、1袋あたりでの施工可能面積が広く、面積あたりの単価を抑えられることが特徴です。
練り済漆喰は施工しやすい
練り済漆喰は施工のしやすさに特徴があります。
缶を開ければ施工できる状態になっており、下地処理さえ終わっていれば、すぐにでも施工が始められることがメリットです。
これに対して、粉漆喰の場合は水を加えてまずはよく攪拌しなければいけません。
よく混ぜなければ、ダマができてしまい、きれいに仕上げにくくなります。
そのため、粉漆喰は練り済漆喰と比べると、施工に少し手間がかかることがデメリットです。
おすすめ粉漆喰のおすすめ5選
粉漆喰は種類がいくつもありますが、どのような漆喰を選べばよいかわからない、という人もいるでしょう。
ここでは粉漆喰のおすすめを5つ厳選して紹介します。
エスタコウォール
エスタコウォールは、ヨーロッパの大理石を主原料にした漆喰です。
大理石を混ぜることで骨材の役割を果たし、日本で従来使われている漆喰と比べると、使い勝手のよさに大きな特徴があります。
そのため、1回塗りでも十分な厚みを出せるため、漆喰の持つ調湿性などの効果を最大限発揮させられるでしょう。
収縮性が低く、硬化時のひび割れを抑えられることも特徴です。1袋あたり8,500円で1袋で約8m²施工できます(2〜3mmで塗った場合)。
公式ホームページ
https://estuco-wall.com/interior/
(Amazonでの取り扱いなし)
城かべ(近畿壁材工業)
城かべは昭和39年から発売されている漆喰で、下地の状況を問わず塗れる漆喰です。消石灰・海藻糊・麻すさを主原料に作っており、自然素材だけでできている安全性が高い漆喰です。
20kgの袋で販売されており、1袋あたり16m²施工でき、1袋の値段は5,460円です。
公式ホームページ
https://www.kinkikabezai.com/products/shirokabe/shirokabeshikkui/
土佐漆喰 白亜
土佐漆喰白亜は、外壁から内装まで利用できる漆喰です。昔から使われているため、安全性と信頼性は高い素材です。自然素材だけで仕上げられているため、漆喰の本来持っている効果も最大限発揮されます。
麻スサが含まれているため、1回塗りである程度の厚みを出せるのも特徴です。
日本で昔から使われている漆喰で、本職の左官職人で愛用している人も多い漆喰です。
1袋3,060円で購入でき、1袋あたり16m²(2mmで塗った場合)まで施工できます。送料が別途かかるため、まとめ買いがおすすめです。価格を抑えて、施工したい場合におすすめできる粉漆喰です。
|
シルガード 南蛮漆喰
シルガードは屋根漆喰として発売されている建材ですが、防水剤が含まれている漆喰です。
屋根で使うことが主ですが、室内でも利用できます。
価格も安いため、コストを抑えて購入する場合もおすすめです。
|
大和しっくい
大和漆喰はふのりやスサを混ぜて仕上げられた漆喰です。
日本古来の城壁にも使われており、防水性があるため、内装だけではなく外装にも利用できます。
小石灰、高級ふのり、スサだけでできており、安全性も問題ありません。
1袋あたり16m²(2mmで塗った場合)まで施工できます。Amazonで3,780円送料別でかかります。
|
まとめ
この記事では粉漆喰とはどのようなものなのか、練り済漆喰との違い、とおすすめの粉漆喰を5つ厳選し、紹介しました。
粉漆喰は、施工に手間がかかるものの、コストパフォーマンスが高く、DIYでコストを抑えたい場合に、利用したい建材です。
この記事を参考に粉漆喰を使ってコストを抑えて漆喰壁を作るのに挑戦してみてください。