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DIYで窓を増設できる?リフォーム費用の相場と窓増設の注意点とは

DIYで窓を増設できる?リフォーム費用の相場と窓増設の注意点とは
ここに窓があったらなぁ……

暮らしていてそう感じることは少なくありませんが、窓を付けるというのはかなり大がかりなこと。
業者に頼むと高額になりそうだし、だからと言って自分ではとても無理そうな気がしますよね。

実際、新しい窓、特に外壁の窓をDIYで施工するのはおすすめできるものではありません。
その壁自体が耐震上重要な役割を果たしていることもありますし、うまく施工できないと雨漏れに発展するリスクもあるからです。

ここでは窓リフォームをどのくらいの費用がかかるのか、その相場と増設するときの注意点についてお伝えします。

壁に窓をつけるリフォームはDIYでもできる?

壁に窓をつけるリフォームでも、室内側の窓か外側の窓かでDIYの難易度は大幅に変わります。

外壁面は、DIY不可

DIYで外壁面の窓を新しく増設するのはDIYで施工するにはあまりにも難易度が高いです。
筋交いなど耐震上重要な役割を果たすものは取り除けませんし、無理に取り除こうとすると、建物が歪んでしまい、倒壊のリスクが高まることもあるからです。

また耐震性には影響がなくても、防水施工や適切な工事を行なう必要があり、適切に工事できないと雨漏れに発展することもあり、とてもおすすめできません。

室内壁も、DIY難易度は高い

室内壁の場合は外壁面の窓と比べると、まだ問題にはなりにくいです。
しかし耐震に関わる壁やパイプや電線が埋め込んである壁もあるため、安易な判断が危険なことには変わりありません。

自己判断で誤った判断をすると取り返しがつかなくなることもあります。
自分で壁を撤去し内窓を作る場合は、設計図を詳細に確認して検討してください。

但し、マンションの室内壁の場合は撤去するだけなら可能なこともあります。

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外壁面の壁に窓を増設する方法や費用

外壁面の壁に窓を増設する方法や費用

外壁面に窓を付ける場合は専門のリフォーム業者に依頼することになりますが、その手順や費用について次にご説明します。

リフォームを依頼するには?

外壁面の窓の増設は、実はリフォーム業者にとっても難易度が高いもの。
そのため、信頼できる業者に依頼することが大切です。

適切な業者に依頼できないと、雨漏れに発展する可能性や、耐震性に影響のある壁を誤って取り除く可能性もあります。
リフォーム業者を探す際にはその会社の信頼性や実績を見ながら、慎重に選びましょう。

外壁面の壁に窓を作る場合の費用

外壁面の壁に窓を作る費用は窓の大きさによって変わります。

  • はめ殺しの小窓(6cm×6cm 約10万円
  • 中規模な窓(60cm×120cm)20万~40万円
  • 大きい窓(180cm×180cm) 50万円前後~

耐震に関わる壁でない場合であっても、大きなサイズになると耐震のための補強が必要になったり、施工自体が難しくなったりすることがあります。
そのため、必ずしも希望通りの窓を作れるわけではないことは認識しておきましょう。

室内の壁に窓を増設する方法や費用

室内の壁に窓を増設する方法や費用

続いて、室内の壁に窓を増設する方法や費用について見ていきましょう。
家の中に窓?と思うかもしれませんが、室内壁にもメリットがあります。

  • 光や風を通しやすくなる
  • 部屋に開放感が生まれる
  • ほかの部屋からでも家族の様子が見られる

室内窓でも光や風を取り入れられるため、光が入りにくい北面の部屋などに設置すると、それだけでかなり光を取り込めます。
窓ができることで奥行きも出るため開放感を感じられますし、家族がどうしているのか把握しやすくなることもメリットです。

室内の壁に窓を作る場合の費用

室内の壁に窓を作る場合の費用は、DIYでやる場合と、リフォーム業者にお願いする場合で大きく費用が異なります。

DIYする場合

窓をDIYで作る場合の費用は、窓の大きさにもよりますが、30,000〜60,000円程度の費用が材料費としてかかります。

それとは別に既存の壁をくり抜く道具も必要になります。
購入すると高額ですが、ホームセンターなどで5,000円程度からでレンタルできますよ。

リフォーム業者に依頼する場合

内窓の増設を業者に依頼する場合、費用は大きさによって変わります。
大よそですが、施工費込みで10万円〜と考えておいてください。
費用こそかかりますが、リフォーム業者に相談すると耐震に問題があるかどうかの判断もできますので、安心して任せられるでしょう。

DIYで室内の壁に窓を作る方法

DIYで室内に壁を作る方法をここでは簡単に紹介します。

  • 壁がくり抜けるかどうか、図面を見て判断する。
  • 壁を部分的にくり抜く。
  • 窓(既製品)を取り付け、ビスで止める。

手順を見るだけだと簡単に見えますが、壁を適切にくり抜くのはかなり難易度が高いです。
DIYで室内窓を取り付けるのであれば、下記のリスクや問題を承知の上でチャレンジしてください。

  • 筋交いなど耐震上重要な壁を壊してしまうと、取り返しがつかない。
  • 寸法通りシビアにくり抜かないと窓の開閉ができなくなる可能性がある。
  • はめ殺しは開閉不要だが、気密性を確保しないと冷暖房効率が大幅に下がる。

いずれも初心者がクリアするのは簡単ではないので、あまり無理はしないでくださいね。

まとめ

この記事では窓をリフォームする場合の費用や注意点について詳しく解説しました。

室内の壁でも室外の壁でも、窓をリフォームし増設する工事は、DIYで行うには注意するべき点やデメリットも多く、あまりおすすめできるものではありません。
耐震性の問題だけでなく、壁を壊すと大量のゴミも出ますので、費用面だけでDIYを決めるのは危険です。

失敗したくないのであれば、信頼できるリフォーム業者に依頼した方がトラブルなく間違いない工事ができますよ。

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