リフォームで壁紙を変えたいけれど失敗するのが怖い、という方や実際にどう選べばよいかわからない方は少なくありません。
壁紙を変える機会はそう多くないだけについ冒険してしまうという人もいますが、貼り替えはそう頻繁にするものではないだけに慎重に決めたいものですよね。
この記事では壁紙を選ぶときのポイントや失敗しないための注意点を解説します。
この記事を参考に自分に合った壁紙を探してみてください。
洋室の壁紙を選ぶポイント
洋室リフォームで選べる壁紙は非常にたくさんの種類があり、あれもこれもとついつい目移りしてしまいがちです。
壁紙を貼りかえる機会はそうないことから、普段選ばないような色や、自分好みの色を選んでしまうこともあります。
その結果、色選びに失敗し、「こんなはずじゃなかった」となる人も……。
ここでは、失敗しない洋室の壁紙を選ぶポイントについて詳しくお伝えします。
リビングやダイニングは明るい配色で
洋室の壁紙リフォームで壁紙を選ぶ際、リビングやダイニングは落ち着いた配色にしましょう。
リビングやダイニングは普段生活で利用することが多く、白やベージュなど明るめでシンプルなカラーがおすすめです。
これらの色は膨張色と言われ、部屋を広く感じさせる効果があります。
濃い目の色を使うと、部屋が狭く感じられるため、あまりおすすめできません。
どうしても使いたい場合にはアクセントなどでの採用を検討しましょう。
寝室は落ち着いた色・濃い目の色も選択肢
寝室は落ち着いた濃い目の色を使うのも悪くはありません。
また天井を濃いめの色にすると、より落ち着いた雰囲気が出せてリラックスしやすくなります。
特に落ち着きやすいと言われているのが、海や空の青、草や森に近い緑など自然に存在する色味です。
また青色系の色は鎮静効果があり、安眠効果もあります。
ただし、寒色系の色味のため、あまりに濃い色味だと冷たさや寒さを連想させるため、濃すぎる色は避けましょう。
湿気がこもることもあるため、吸放湿機能がある壁紙を使うのもおすすめです。
天井は安価なものでもOK
天井全般に言えることですが、天井は人の手が触れず、目につきにくいもののため、壁ほどデザインを重視する必要はありません。
そのため、予算の兼ね合いによっては天井のグレードを下げるのもアリです。
見た目にはそれほどわかることもないため、こうしたところで予算削減を行うのもおすすめですよ。
子ども部屋は子どもに任せても!
子ども部屋の場合、汚れや傷に強い壁紙を選ぶと、掃除が楽になる場合もあります。
年齢によってはキャラクター物のデザインも喜びますが、大きくなった時に嫌がる可能性があることは注意しておきましょう。
ある程度大きいお子さんであれば、あえて子ども自身に選んでもらうのも選択肢です。
トイレはアクセントを入れるものおすすめ
トイレは狭い空間になるため、できるだけ明るい清潔感のある色味にしましょう。
濃い色を選ぶと、部屋に狭さが感じられ圧迫感を感じてしまう可能性があります。
またアクセントを入れるのもおすすめです。
トイレにアクセントを入れる場合には、トイレの狭い面に施工すると、ちょうどよいバランス感になりますよ。
アクセントクロスは配置に工夫を
そうお考えの場合には、アクセントクロスを使用してみましょう。
部屋全体に使うとごちゃごちゃする印象を与えかねない個性的な壁紙もアクセントとして使うことで、お部屋をおしゃれに演出できます。
アクセントを使う場合には、狭い面積で使うか、目につきやすいところに使うのがポイントです。
テレビを設置する面の後ろをアクセントにすれば、目につきやすいですし、面積の狭いところで使用すれば、それほどうるさい印象を与えません。
用途に応じて付加機能があるものを選ぶ
近年は、付加機能がある壁紙もあります。
具体的には、以下のような機能があります。
・吸放湿性のあるもの
・蓄光性のあるもの
・通気性がありカビにくいもの
・珪藻土を含んだもの
・黒板のように落書きができるもの
・耐久性が高く、ペットの引っ掻きなどに強いもの
これらの機能を必要に応じて利用できると、生活がより快適になりますよ。
壁紙選びで失敗しないためのコツ
「壁紙選びで失敗しないためにはどうしたら良いか知りたい」という人は多いかと思います。
ここでは壁紙選びで失敗しないためのコツを押さえておきましょう。
サンプルで必ず色合いを確認する
カタログで目にするだけではなく、サンプルを取り寄せて確認してください。
そして、一番よくその部屋にいる時間帯に合わせて実際に壁に当ててみましょう。
こうすることで、カタログの印象と実際に貼ったときのイメージのずれを確認できます。
またサンプルはどうしても実際の施工より面積が小さいため、少し濃い印象を受けます。
そのため、ちょうどよいと思った色味より1段階薄めの色を選ぶと仕上がりの印象が良くなることが多いですよ。
床や家具とのバランスを考える
壁紙選びで失敗しないためには床や家具とのバランスも意識しましょう。
床や家具の色味や雰囲気によって、合う壁紙と合わない壁紙があります。
・床が白やこげ茶の場合には、グレー系の色
・フローリングで明るめの色や少し濃いめの色ならベージュ
白は個性がない分ある程度どんな色味でも、問題なく合わせられます。
大まかですが、既存の床や家具の色味などを確認して選ぶと失敗する可能性は少なくなります。
リビングの壁紙をリフォームする相場
リビングの壁紙をリフォームする相場は安価な壁紙で平米あたり800円、高いものであれば平米あたり1,500円程度が一般的です。
リビングの広さによって具体的な費用は変わりますが、10帖くらいの部屋だと60平米くらいのため、48,000〜90,000円くらいが大まかな相場だと言えます。
また家具などが近接していると、家具を移動させる手間がかかるため、業者に依頼する場合は別途作業料がかかる場合もあります。
壁紙の選び方を押さえて後悔しないリフォームを
この記事では壁紙リフォームで失敗しないための選び方のポイントについて詳しく紹介しました。
壁紙を選ぶ時には基本的なポイントを押さえ、サンプルでしっかりと確認しておけば、リフォームで失敗する可能性はぐっと少なくなります。
この記事を参考にぜひ自分の満足いく壁紙を選んでください。